私がボードゲームを初めて遊んだのは、今から7年ほど前でした。その時遊んだのは【ディクシット】。旦那殿と2人で遊びましたが、今まですごろくやカルタ、トランプなどしか遊んだことのなかった私に、新しい風が吹いたような感覚になったことを、今でも覚えています。
『重ゲー』と呼ばれる、1時間以上遊ぶようなゲームはまだまだ買えませんが、今では子ども向けボードゲームを主に遊ぶ日々を過ごしています。
そんな中、Twitterでおすすめして頂いたゲームがこちら↓
ご存じの方も多い【ドブル/DOBBLE】です!
気にはなっていたけど、ずっと手を付けていなかったゲーム。遊んでみると、人気なのがよく分かる!瞬発力やイラストの認識力などを使いながら、未就学児も大人も一緒に本気で遊べる、すごく面白いゲームでした!
ゲームだけでなく、1枚1枚のイラストを見ているだけでも面白いです!
ちなみに我が家は、ノーマルのドブルと、ポケモンのドブル2つ所有しています。双方の違いや、おすすめポイントなどをご紹介します!
ドブルの内容物
対象年齢6歳以上
2〜8人用
カード…55枚
説明書…1枚
8人でも遊べることにびっくり!大人数で同じゲームが楽しめるのってイイですよね!
入っているのは、箱ではなく缶です。
その缶のデザインも可愛いです。積み重ねて収納できるのもイイ!
中のカードたちは、どのカードを取っても必ず1種類同じイラストがあるようになっています。
この仕組みを知ったとき、鳥肌が立ちました…そんなことができるのか…本当なのか…すごいぞドブル!
ポケモンの方は、言わずもがなポケモンが描かれています。最新のアニメのポケモンもいて、ポケモンマスターになれそうです。
ポケモン初代世代ですが、昔からいるポケモンたちもたくさんいて安心しました。ちなみに昔の推しはゼニガメ、今はモルペコです。
ノーマルの方は、想像力を膨らませる、様々はイラストがずらり。決められた名前があるわけではないので、何通りもの名前が生まれそうです。
「想像力で名前をつける」という意味では、【ナンジャモンジャ】に近いのかな?
双方の説明書には、ルール説明とイラストやキャラクターの名前一覧があります。ノーマルの方は、「一例」と記載があり、そこに載っていないイラストもありました。
どちらの中身もシンプルでした。缶に入っているので、持ち運んでもカードが曲がる心配が少なくていいですね!
主なルール説明
ドブルには5通りのミニゲームがあります。
基本的なルールはどのドブルも共通ですが、ルールのタイトルがちょっと違います。
※()内はポケモンドブルのゲームタイトル
5種類あるうちの1番一般的な、『ザ・タワー』と『井戸掘り』をご紹介します!
我が家は『ザ・タワー』しか遊んだことがありません。むしろ、これしか知らなくても大丈夫だと思います。
ゲームを初めて遊ぶ場合、すべてのカードに共通するイラストが描かれていることを、プレイヤー全員が理解してもらいます。これがドブルの基本になる、とっても大切なことです。
①ザ・タワー(バトルタワー)
- カードを各プレイヤーに1枚ずつ裏向きに配り、残りは表向きに山札として置きます。
- 一斉に手札のカードを表向きにして、自分の前に置いた一番上のカードと、山札の1番上のカードで共通するマーク(ポケモン)を探します。
- いち早く宣言できたひとが山札のカードを獲得して、自分の前のカードの上に重ねます。
- 山札が無くなったらゲーム終了。最も多くのカードを獲得したプレイヤーの勝利です。
②井戸掘り(穴掘り兄弟)
- カード1枚を中央に置き、残りのカードをできるだけ同じ枚数になるようにすべてのプレイヤーに裏向きに配ります。
- 一斉に自分の山札全体を表向きにし、一番上のカードと中央のカードの同じマーク(ポケモン)を宣言します。
- 一番早く答えた人のカードを中央のカードの上に置きます。
- 最初に自分の山札が無くなった人の勝ちです。
この他に、③トリックルーム(アツアツポテト)④毒された贈り物(どくどく)⑤トライアタック(スリーカード)があります。
ルールのバリエーションが豊富なので、子どもたちが大人になっても遊べるゲームだと言っても過言ではないはず…!
持ち運んで旅行のお供にしたり、お友達の家に持っていって遊んでみたり、活用先も無限大!初めての人にも教えやすいですね♡
【ポケモンドブル】5歳と2歳の反応
ポケモンドブルが、我が家が初めて購入したドブルでした。
可愛らしいピカチュウと御三家ポケモンの缶に子どもも大人も大興奮!
くぅぅ~っ!可愛すぎる!
子どもたちの掴みは最高でした!
さっそく、私と2歳息子殿チーム・娘殿・旦那殿で遊んでみます。
懐かしの子から新しいシリーズの子まで、たくさんのポケモンたちがいるカードに癒されます♡
ゲーム性としても、イラストの大小がカードによって違うため、同じポケモンを見つけるのが思いの外大変。
そして何より…
ポケモンの名前分からない問題発生!(笑)
当然名前も知らなかったり名前を忘れているポケモンはいますが、その名前を思い出そうとして「えーっと…」と前置きする時間が多かった気がします。
「え〜っと、あなたのお名前ここまで出かかってるんですが〜…」と言ってる間にカードを取られることもしばしば。
最終的に指を指して「これ!」「ピンクの!」「ヘビみたいな」と、かなり抽象的な言い方になってしまいました。キャラ一覧表はお手元に置いておくことをおすすめします。
5歳の娘殿ですが、知らないポケモンも多い中、かなり頑張って名前を絞り出していました。子どもの方がキャラクターの名前を覚えるのが早かったので、その点では娘殿優勢だったと思います。
娘殿からは、「推しは絶対取る!」という気迫が感じられました…
ちなみに娘殿の推しは、プリン・ラッキー・マホイップの可愛いピンクポケモンです。ヤドンが含まれていませんがそこはお察しください。
よほど気に入ったのか、「ポケモン好きなお友達にも教えたい!」と言っていました。ポケモン好きなお友達へのプレゼントにもいいかも知れませんね!
2歳の息子殿は、ドブルカードを手に取り、「これ、なーに?」と名前を聞いて楽しそうにしていました。その後はカードを曲げたり投げたりする遊びに変わってしまいましたが、お姉ちゃんのマネをして一生懸命それっぽい名前を叫んだりしていた息子殿を見ていると、「買ってよかったな〜」と改めて思いました。
お願いだから、カードを曲げることだけはやめていただきたい!
【ノーマルドブル】5歳と2歳の反応
ポケモンドブルの次に購入したのが、普通のドブルでした。
ドブルについて何も知らなかった昔の私は、「じゃんけんのゲームかな?」くらいに思っていました。お恥ずかしい限りです…
イラストそれぞれがテイストが違って見えたり、人ごと思った名前を言えるので、正直ポケモンよりスムーズにゲームが進められるかな?と思ったのが第一印象です。
5歳の娘殿は、『ドクロ』や『クモ』などのちょっと怖い系のイラストが苦手なので、はじめのうちは「私、ポケモンの方がいいや〜」と言っていました。
もちろん個人差はありますが、可愛いもの好きな娘殿には、ちょっと苦手なタイプだったようです。
それに対して2歳の息子殿は、ポケモンの時と同様に1枚ずつ手に取り、「これ、なーに?」と聞いていましたが、分かりやすいイラストのものは「ネコ」「おばけ」などと答えられていました。
イラストの表現方法に個人差が出ると思っていました、子どもがどれくらい理解力が育っていて、それを表現する力がどの程度なのか、ゲームを通して知ることが出来そうです。ゲームとして遊ばなくても、カードを見せながらお子さんと一緒にコミュニケーションをとるのもいいですよね。
人型のイラストを見て「おばさん」と言っていた息子の表現力に脱帽です。
「怖いけどやってみる」と言ってくれた5歳の娘殿とノーマルドブルを初チャレンジ!
やはりポケモンのときより、名前が出てきやすそうでした。自分の感じた名前を答えられるので、その分スムーズにゲームできるかな?
子どものネーミングセンスに負けじと対抗して変な名前を言おうとしていたのは内緒です。
怖いイラストのときもビビらずにちゃんと答えていたのが、親としては面白かったです。
怖いって言ってたやーん!
ちゃんと答えるんかーい!
ただ、はじめに「分からなかったら、考えた好きな名前言っちゃっていいよ〜」と伝えていたので、『かまくら』や『チェスの駒』など娘が分からなかったものは、ナンジャモンジャの時のような変わった名前をつけられていました。ゲームとしては合っているのか疑問が残りますが、楽しめたのでまぁいっか。
感想
【2歳・5歳子ども視点】
楽しさ度★★★★★
難易度★★★☆☆
おすすめ度★★★★★
子どもでも理解しやすいルール、高いゲーム性、可愛くて素敵なイラスト…どれをとってもおすすめなゲームでした!
5種類ルールはありますが、お子さんが1番理解しやすいルールのみで遊んでも、十分満足できるゲームだと思います。
実際我が家も、上記①のルールのみでしか遊んだことがありませんが、子どもたちは気に入って毎回遊んでくれています。
収納も缶に入れるだけなので子ども1人で準備から片づけがしやすく、大きさも手のひらサイズなので収納場所に困らなかったです。万が一おもちゃ箱に入っていても蓋さえ閉まっていれば曲がることはほぼ無いでしょう。
我が家ではボードゲーム棚の隙間を埋めてくれる、頼もしい存在です。
ドブルを積んで収納するのにハマりそうです。
【大人視点】
楽しさ度★★★★☆
難易度★★☆☆☆
おすすめ度★★★★☆
大人同士の本気ドブルも盛り上がること間違いなしです!
旦那殿と2人だけで遊んでみましたが、スピード感があって、あっという間に1試合終了してしまいました。ですが「早く終わったからつまらない」とはならず、「もう1回勝負しよう!」となるところがドブルのすごいところだと思います。
分かりやすいルールで難易度も低めなので、ボードゲームの初心者さんや、高齢者の方のアクティビティにも良さそうです!
私の両親は共に60歳目前なので、私が少しでも機能面を心配すると「まだまだ大丈夫!」と言われます。なのでドブルを通して、反応速度や認知機能など、両親の現在の状態を知る機会を作っていきたいと思っています。
ポケモンだけでなく、ドラえもんやアナ雪、ONE PIECEなどともコラボしているので、自分の好きなキャラクターのドブルを探してみるのもいいかもしれないですね!
後日、おばあちゃんと初ドブルしました!
おばあちゃん(私の実母)は50歳代後半、一般的には若いと言われることが多いですが、年相応に心配なことも増えてきました。
特に車の運転ですね。視力や反射神経が歳を重ねるごとに低下しているように感じます。
「ドブルを一緒に遊びたい」とず〜っと思ってましたが、なかなかタイミングが合わず、思い立ってから時間が経ってしまいました。
そしてついに!やっと!!待ちに待った孫とおばあちゃんのドブルの日!
お母ちゃんって、本当にボードゲーム好きだよね〜(呆れた視線)
ゔっ…視線が痛い…
冷たい視線を向けていた娘ですが、いざドブルを出すと態度が一転。
一生懸命おばあちゃんにインストする娘の姿がっ!
「大人に教える」という行為は、子どもの自信にも繋がりますよね。すごく早口で説明していましたが、ちゃんと教えようとする姿勢が見られて母も嬉しいぞ。
娘、おばあちゃん、息子&私の3チームで『ザ・タワー』で遊びましたが、子どもたちの反応の速さにおばあちゃんはタジタジ…。
みんな取るの早いね〜!ばばついていけないよ〜(汗)
ばばが分かるようにゆっくりやってみようか!
おぉ…いつも私が言っているようにサポートしてあげとる…(泣)
結果、娘の大勝利に終わりましたが、難しいゲームをスラスラ遊べる娘のことを褒めてくれたおばあちゃん。娘も恥ずかしそうに笑いながら満面の笑みを浮かべていました。
褒めてもらえてすごく嬉しかった!!
初めてドブルをプレイしたおばあちゃんですが、初めてだったのであまりカードを取ることができませんでした。ですが、遊びに行く度にドブルで遊べば、前回との比較ができるので、これからもちょくちょくドブルで遊んでいきたいと思います。
孫と遊べてハッピー!
おばあちゃんに褒められてハッピー!
ちゃっかり母の状態を確認できるので安心ハッピー!
…3大ハッピーGET!
どちらがおすすめ?
個人的にはどちらもおすすめ!!
答えになってなくてすいません!本当にどちらの良さもあって選べませんでした(泣)
…ですが、あえて感想をお伝えするとしたら、
【ノーマルドブル】
ポケモンに馴染みのない人や、学校・施設でのアクティビティに。
【ポケモンドブル】
ポケモン大好きな子どもから大人、ボードゲーム初心者さんの掴みに。
あくまでも個人の感想ですが、ドブルは何個か持っていても、それぞれの良さを活かしながら遊べました。キャラクターものがお好きな方は、ノーマル+キャラクターだったり、キャラクタードブルコレクターになってみるのもいいかも知れませんね。
どちらの良さもあり、どちらのドブルも「持っててよかった!」と思っています!
皆さんも、ぜひ【ドブル】で遊んでみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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