『サメ映画』と聞くと、皆さんは何を思い浮かべますか?いちばん有名なものは、やはりJAWSでしょうか?
私はサメが大好きで、サメ映画もよく見ます。中でも1番好きな映画はディープ・ブルー!
サメ映画を作る!ことがコンセプトになっているボードゲームがこちらのAzb.Studioさんの【サメマゲドン】です。
対象年齢は10歳からと、我が家のボードゲームの中では高めの設定でしたが、ゆっくり遊べば5歳でも楽しむことができました!
手札が多くなることがあるので必要に応じてカード立てなどを用いたり、得点計算に主に足し算を使います。一緒に遊ぶ大人がサポートすれば未就学児も楽しめますよ~。
そんなサメマゲドンの内容物やルール、5歳の遊んでみた様子をお伝えします。
サメマゲドンの内容物
対象年齢…10歳以上
2~6人用
所要時間10~15分
頭カード…29枚
胴体カード…35枚
エネミーカード…27枚
イベントカード…3枚
しっぽカード…20枚
ダブルヘッドカード…6枚
置き場所カード…3枚
説明書…1枚
内容物はカードのみでシンプルです。
ゲームの準備
- 『置き場所カード』を場にセットする。
- 『しっぽカード』をよく混ぜてから裏向きにして置く。
- 『ダブルヘッドカード』を1人1枚配る。
- 『頭・胴体・エネミー・イベントカード』が混ざっている山札から、手札として5枚ずつ配る。
※初めに配った手札の中に『エネミー・イベントカード』が混ざっていたら、そのカードは山札に戻して新しく引き直す。手札が5枚になるまで繰り返す。 - スタートプレイヤーを決める。
スタートプレイヤーは公平な方法で決めるのだそうです。つまり、公平ならじゃんけんでもかけっこでも早食い対決でもスタートプレイヤーを決めるために他のボードゲームで対戦しても…皆さんも公平に決めましょう。
ゲーム中のアクションと方法
各プレイヤーは、自分のターン時に4つのアクションを選択できます。
- 山札からカードを引く(×3回)
- 山札からカードを引く(×2回)、サメカードを場に出す(×1回)
- 山札からカードを引く(×1回)、サメカードを場に出す(×2回)
- サメマゲドンを発動する
★山札からカードを引くとき…
1枚ずつめくります。もし引いたカードが『エネミーカード』だった場合、場にある『置き場所カード』と同じ色の場所に、カードを裏向きにして置き、再び山札から1枚引きます。『エネミーカード』以外のカードが出るまで同じ動作を繰り返しますが、ここまでが「1回カードを引く」ということになります。
★エネミーカードの沈没って?
『置き場所カード』に4枚以上『エネミーカード』が置かれた状態のこと。『置き場所カード』を沈没状態にしたプレイヤーは、自分のターン終了後に沈没させた『置き場所カード』を自分の手元に置いておきます。この時エネミーカードはそのままにしておきます。そして、再び自分のターンが来た時に『置き場所カード』を元の場に戻し、沈没させてそのままにしていた『エネミーカード』を捨て札にして、0枚から再びスタートします。
この意味がはじめ分かりづらかったですが、4枚以上になったら一周回って0から再スタートってことなので、最後勝つために必要なエネミーカードを無駄にしてしまわないよう、適度なサメマゲドンの発動が必要ですね。
★サメカードを場に出すとは…
サメカードは『頭カード』『胴体カード』の2種類あります。
『頭カード』を出したら『しっぽカード』の山札から1枚引き、頭とくっつけます。『頭カード』には、エネミーカードと同じ属性があり、色で判別することができます。※トリプルヘッドシャークのみすべての属性を持ちます。
『胴体カード』は、頭としっぽが場に出ているときに限り出すことができます。1つの頭に何枚もくっつけることができます。
頭としっぽだけでも完成ですし、超絶胴体の長いサメを作ることもできます。そう、あなたは創造神なのです。
ゲームの醍醐味!サメマゲドン発動!
サメマゲドンとは、サメVSエネミーのバトルのこと。3種類のうちいずれかの属性を宣言して発動します。対応する属性のサメは全てバトルに参加しなくてはいけません。
これから育てようと思っていたサメも、属性が同じなら誰かのサメマゲドン発動でバトルに参加させなければならないため、戦略としても使えそうですね。
指定された属性のエネミーの合計点数と、対応するサメの合計点数を計算し、攻撃力が高かったサメのプレイヤーがバトルを制します。
※指定された属性のサメを複数所持していた場合は合算できる。
★プレイヤーの勝利
エネミーより攻撃力が高い、もしくは同点だった場合。複数のプレイヤーがバトルに参加していた場合は、最も攻撃力の高かった人の勝利。表になっているエネミーカードをすべて獲得できる。バトルに参加したサメカードは捨て札にし、しっぽカードは山札に戻して混ぜる。
★エネミーの勝利
どのプレイヤーのサメより攻撃力が高かった場合。表になっているエネミーカードと、対応するサメカードをすべて捨て札にする。しっぽカードは山札に混ぜる。
★引き分け
エネミーより攻撃力は高いが、勝利したプレイヤー間で攻撃力の合計が同じだった場合。表にしたエネミーカードは元の場所に裏向きにして戻し、バトルに参加したサメカードも場に戻る。
すべての属性に対応した『トリプルヘッドシャーク』を場に出していたら、サメマゲドン発動時には必ずバトルに参加しなければいけません。トリプルヘッドシャークは3点と高めなので、相手の最強サメ育成の妨害にも活用できそうですね。
ゲームの終わり方・得点計算
山札からカードがなくなった時にゲーム終了となります。最後の1枚を引いたプレイヤーのターン後は、1人1度ずつ自分のターンをプレイして終了します。
ゲーム終了時、自分の獲得した『エネミーカード』の数が最も高い人の勝利です。
ゲーム終了後の得点計算が簡単なのが嬉しい!
その他特殊なカードたち
『いきなりサメマゲドン』
このカードを引いたプレイヤーは、その場ですぐにサメマゲドンを発動させなければいけない。バトル終了後は、再び自分のターンに戻る。
『マスクドシャーク』
頭カードと同時に出すことのできるカード。頭カードを裏向きに、マスクドシャークを表向きにして場に出すことで、相手に自分のサメの属性を隠しておくことができる。対応する属性のバトルが始まれば、マスクカードを取ってバトルに参加しなければいけない。
『ダブルヘッド』
はじめに1人1枚ずつ配られるカード。装備したサメカードの攻撃力が2倍になる。このカードを出す場合は他のサメカードと同じ1アクション使用する。
『トリプルヘッドシャーク』
全ての属性を持ったカード。サメマゲドン発動時には必ずバトルに参加しなくてはいけない。また、自分がサメマゲドン発動時には好きな属性を選べる。(写真では)
5歳娘殿と遊んでみました
まずは子どもたちに箱を見せます。
お母ちゃんが欲しかったボードゲームが到着したよ~!早速遊んでみようよ!
私、怖いサメなら遊びたくないなぁ、人食べられちゃうやつ?
しゃめこわ~い!
第一印象は「怖い」!家にある他のサメグッズに【お宝発見!スリリングシャーク】というびっくり系のゲームがあるので、子どもたちはその印象が強い様子。
あまりにも怖がっていたら遊べない~と思いつつ、カードを一緒に見てみることに。
見て見て!マッチョマンがいるよ!
このカードサメじゃないじゃん!おじさんがいる!
よかった!怖かった気持ちが和らいだ様子でした。怖がるものを強制的に遊ばせたくなかったので、私も一安心しました。
適当にサメを作っていく娘殿。
いや、これマグロwww
ルールブックを一通り読み、あとは遊びながら調べようね~と声掛けし、さっそく遊んでみることにしました。
①山札から3枚取る②山札から2枚取って手札を1枚出す③手札を2枚出して山札から1枚取る④サメマゲドン発動の中から選ぶことが出来ますが、初めのうちは山札から取るか、サメの頭カードを出すかどちらかが基本の動作になりそうです。
エネミーカードがない時はサメマゲドン発動できないですしね。
着実にサメを完成させていく娘殿。娘殿はまだカタカナはまだ読めないので、サメが出来上がる度に名前を叫んで教えてあげます。
叫びながら・イケボ・モンスターボールからポケモン出す時のように・ドラえもんの秘密道具出す時のように…言い方を変えるだけでも子どもに大ウケでした!
エネミーカードがたまり始めたので、満を持して「サメマゲドン!発動!」
エネミーとのバトルは数の大きい方が勝利するので、娘殿に数を聞きながら、ゆっくり足し算していきます。
私は難しい足し算はできないけど、指を使ったりしながらお母ちゃんと数えてるよ!
娘が理解しやすい足し算の方法で数を数えています。カードは0〜3までの数しかないので、計算は比較的簡単ではないかと思います。
1回目のサメマゲドンは娘の勝ちでしたが、勝負に参加したサメかマグロは捨て札になってしまうので、「せっかく育てたのに」と残念な気持ちにもなります。
長〜いサメを作っていたから、なくなっちゃうのすごく悲しかった!
気を取り直してまたサメを育てることを繰り返し、ゲームを進めます。
山札を半分過ぎたあたりで、シャチのフィギュアを持った息子殿の突撃に合い、フィールドが大破しゲーム終了。
しゃめ、もってきたよ〜!
うん、シャチね。
エネミーカードの合計点数が自分の得点になるので、その足し算も娘殿に自分でしてもらい、娘6点・私3点で娘殿の勝利!
得点計算は一桁の数字なので、数を数えられるお子さんならゆっくりやれば計算できそうです。もちろん文字が読めなくても、足し算できなくても、サメをくっつけるだけで楽しいです!
後日旦那殿も入れて3人で遊びましたが、旦那殿も魔改造されたサメに心奪われていました。
また遊びたくなるボードゲーム!子どもとも楽しいけど、飲みの席で遊んだら盛り上がるだろうね〜。
友達とかと笑いながらボードゲームできる日が来るといいね〜。
エネミーカードを何回も沈没させてしまったので、みんな得点があまり入らず…今回も娘殿の勝利!
初めは怖がっていましたが、家族みんな気に入ってくれて良かったです!
感想
【5歳子ども視点】
楽しさ度★★★★★
難易度★★★★☆
オススメ度★★★★☆
対象年齢が10歳と高めでしたが、細かいところを気にしなければ5歳でも楽しめるゲームでした。
掛け算が必要な『ダブルヘッドシャーク』は使わなくても遊べましたので、お子さんの様子で使い分けてもいいと思います。娘殿と遊ぶ時は抜いていますが、ゲームに慣れてきたころに出していきたいと思います。
想像力が膨らむカードたち、攻撃力や得点の足し算、サメマゲドン発動のタイミングなど、簡単そうに見えて考えることも多く、楽しみながら多くのことを学べるボードゲームだと思います。
対象年齢以下では大人がサポートしながら、計算が分かってきた小学生くらいからは1人で戦略を練って、画期的なサメ&マグロを作ってほしいです。
プレイ時間も、準備~片付けまで20分くらいかかりましたが、慣れてくればもっとサクッと遊べるかな〜。
【大人視点】
楽しさ度★★★★★
難易度★★★☆☆
おすすめ度★★★★☆
大人の方が遊ぶボードゲームとしても、私はかなりおすすめしたいです!お友達同士でワイワイはもちろん、初めましての方とも、楽しく笑いあえる時間を過ごせると思いました。
私の場合ですが、ルールを理解して娘に教えるまでに少し時間がかかってしまいました。余裕があれば、事前に1度テストプレイしてみてもいいと思います。
サメ映画好きな方はもちろん、笑っちゃうような面白いゲームをお探しの方、カードだけで遊びたい方、バトルが好きな方におすすめなボードゲームだと思いました。
皆さんも、【サメマゲドン】をぜひ遊んでみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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