今回ご紹介するゲームは、美味しそうなビスケットを集めるカードゲーム【ワンニャービスケッツ/WoofMeow BISCUITS】です。
プレイヤーはワンちゃんとにゃんこになり、飼い主に見つからないように美味しそうなビスケットを食べようとします。
ドアからビスケットのあるテーブルまで14歩あり、ビスケットをゲットするにはカードを出してピッタリ「14」にしなければならず、オーバーすると飼い主に見つかってペナルティに…誰が一番、こっそりとビスケットを食べることができるのか?!
4歳と遊んだ様子に加え、成長した2歳・5歳の子どもたちの遊び方もご紹介します。
※2023年7月 小学1年生、足し算引き算を勉強中の娘の遊び方も追記いたしました。
ビスケットもですが、可愛いイラストで4歳の娘も大好きなゲームです。
【ワンニャービスケッツ】の内容物
対象年齢6歳〜
2〜5人用
所要時間15〜25分
カード…33枚
ビスケット…9枚
警告マーク…9枚
じゅるり…バターのいい香りがしてきそう…
ラッピングしてある袋は、元から入っていたものです。ボードゲームの内容物が入っている袋は透明なビニールのものも多いですが、こちらは可愛くて捨てられません!
ビスケットの大きさはペットボトルキャップくらいです。本物と見間違えるほどそっくりですので、お子さんやご高齢の方は特に誤飲にお気をつけください。
ビスケットはプラスチック製、警告マークは厚紙でした。
ゲームの準備
カードを裏向きでよく混ぜ、各プレーヤーに3枚ずつ配ります。残りのカードは山札として場の中央に置きます。
ビスケットと警告マークは、山札の近くに置きます。
ゲームのルール
家にワンちゃんとにゃんこを、1番たくさん飼っている人からスタート。
山札から1枚引き、それを含めた4枚の手札の中から場に1枚出す。
カードが出される度に、中央の場のカードの合計が増えていき、ちょうど「14」になったらビスケットを1枚もらえる。
合計が14を超えた場合は飼い主に気づかれてしまうため、警告マークを1枚取らなければいけません。
ビスケットまたは警告マークが取られた後、中央の場のカード(今まで出してきたカード)を全て捨て札にし、次の人から改めて1枚目を出す。
特殊効果のカードは、出されたらすぐに効果を発揮する。カードは以下の3種類↓
●後退
マイナス1として、場の合計が1減る。0から減ってマイナス1やマイナス2になることもある。
●回転
カードを出す順番が逆回りになる。最初は時計回りですが、これが出されると逆順に、また出されると元通りになる。
●骨カード
出された以降の人の番では、にゃんこカードを出してはいけない。
骨カードが場に出たあとは、場のカードが全て捨てられるまでにゃんこカードをだしてはいけない。全員ワンちゃんカードと特殊効果カードのみOK。場に骨カードが出された後なのに、うっかりにゃんこカードを出した人や、手札ににゃんこカードしかない人は警告マークを貰わなければならない。
山札が尽きたら、「山札から1枚引く」をしないまま続け、全員の手札がなくなるまでゲームを続け、全員の手札がなくなったら《1ラウンド》終了。
場のカードと捨て札置き場の全てのカードを混ぜて新しい山札を作り、次のラウンドを始める。次のラウンドは、前のラウンドで最後にカードを出した人から始める。
ゲームの終了
ビスケットか警告マークのどちらかが全て取られたらゲーム終了。
ビスケット→1枚7点
警告マーク→1枚−3点
合計得点がもっとも高い人が勝ち。
上級ルール
上級ルールでは、ビスケットと警告マークは使用せず、カードのみ使用するので、得点記録のための紙とペンを準備する。
各自3枚ずつカードを配り、ゲームスタート。
●ちょうど「14」になった場合…
特殊効果カードを含む、今回場に出された全てのカードの数を数え、その分だけを得点として記録する。
●「14」を超えてしまった場合…
場のカードの枚数の分だけ減点として記録する。(0より下にはならない!)
●場に骨カードがあるのににゃんこカードを出した場合…
「14」を超えてしまった場合と同様に、場のカードの枚数分だけ減点してから、場札をすべて捨て札置き場に移動させる。
3ラウンドでゲーム終了とし、記録した合計得点が最も高い人が勝ちです。
4歳娘とやってみました
まずはどんなゲームか見せてみます。
美味しそうなビスケットに、娘も心奪われている様子…。
おいしそう!
だよね!美味しそうだよね!
けどニセモノだから食べないでね〜。
4歳娘のレベルですが、難しい足し算引き算の部分はまだ分からないけど、書いてある数字はわかる、1を足すくらいなら分かる程度です。
「14になったらビスケットをもらえる」ことを教え、とりあえず好きなカードを出してもらうことにしました。
あ、ちなみに今回も、手札用に木の棒を使用しています!
こちらはDIYで余った木材ですが、この溝がカードを刺しておくのに丁度良く、子どもの小さい手では持ちきれないカードを見やすくしてくれます。二枚窓を作るときに使用したもので、ホームセンターなどで販売されています。
カードを一生懸命持とうとして落ちてしまったり、カードが曲がってしまうのを防げます。
DIYで余った廃材を使っています。このカード立ての塗装をいつも忘れてしまい、「またでいっか」と思ってまた忘れ…の無限ループ継続中です。
カードを出して、現在の合計の数を言ってきます。
簡単な足し算ですが、これが大人も頭を使います。普段どれだけ脳を使ってないか痛感しました。
娘には、「今10だから、あと4があればビスケットもらえるよ」などとヒントになる声がけをしながら進めていきます。
ちょうど良く「14」になり、1つ目のビスケットは娘がゲットしました!
やったー!私の大好きビスケット!
効果カードはそれほど気にしなくても十分楽しめました。とりあえず数字のカード出してけ〜って感じでも楽しめます。骨カードの時だけはにゃんこカードを出してはいけないので、その後のサポートが必要でした。
山札を全て取り終え、手札も出し切って1ラウンド終了。ゲーム開始から10分くらい経っていたので、今回はこれにてゲームセットにしました。
本来ならば、ビスケットか警告マークがなくなるまで続けるようなので、足し算が難しいお子さんとのプレイだと30分くらいかかるかも…(私たちの1ゲーム分は、警告マーク2枚、ビスケット3枚でした)
得点の高かった娘の勝利!
可愛いゲームですが、足し算引き算が分かるようになってからの方が、スムーズにゲームできるかな?とにかくビスケットが気に入ったようでした。
【追記①】5歳になった今では?
5歳になった今では、計算もスムーズに出来るようになりました。昔は1ラウンドでゲーム終了にしていましたが、ビスケットか警告マークが尽きるまで継続して遊ぶこともでき、更に楽しい時間を過ごしています。
以前の娘はカード立てを使わないとカードを持つことができませんでしたが、手が大きく器用になってきたので、カード立てが無くても持てるようになりました。
カードを持つ手が日に日に大きくなっていて、子どもの成長を感じます。
計算ですが、最近は指を使って考える方法で足し算引き算をしているようです。色々な方法を試しましたが、娘にはこのやり方が一番合っていたようです。
チョコケーキが4こ、ショートケーキが1こだから、全部で…5このケーキ!
娘は頭の中で計算する時は、いつも『ケーキ』に置き換えて考えているようです。私にはない発想…面白い!
計算も簡単なので、足し算が分かり始めた未就学児さんから楽しむことができそうです。
ちなみに2歳の息子ですが、言わずもがなビスケットに興味津々でした。
小さいものをつかむ練習にはいいかもしれないですが、常に見守りは必要かもしれません。
ぼくの!たべていーい?
待て待て待てーい!
うちの2歳にはまだ足し算は難しいのでゲームでは遊べませんでしたが、何歳からできるようになるのか、今から楽しみです。
【追記②】小1娘の遊び方
小学1年生になった娘さん、毎日の宿題では『足し算・引き算』のドリルを頑張っています。
そんな娘に、遊んだことを忘れてしまっているであろう【ワンニャービスケッツ】をご提案させていただきました。
娘さんよ、足し算引き算を使って、全部で14に出来たらビスケットみたいなチップがもらえる可愛いボードゲームがあるんだけど…お母ちゃんとやってみないかい?
え!なにそれ知らない!!
やってみたい!!!!
やっぱ忘れちゃってるよな〜(笑)
けど、好印象で良かった♡
カードを1枚ずつ出していくので、場に出たカードを自分で計算しながら、手札と見比べていました。
『足し算引き算』と言いましたが、引き算は「−1」の特別な効果カードしかないので、基本的には足し算です。ただ手札を見たときに、例えば「今は10だから、14−10で、あと4だね」と考えることができ、自然に足し算引き算を使って計算できていました。
さらに、14オーバーを相手に押し付けるように手札を出すことも出来ていました。本人は意図せずやっていたようですが、これを使えばより戦略的なゲーム展開も楽しめそうです。
今までも遊んできましたが、小学生になってから計算するスピードが一段と早くなったように感じます。
このゲームを通じて、算数に自信がついたらいいなぁ♡
ちなみに3歳息子は、ゲーム中チップ屋さんになってもらいました。
チップ屋さん!
ビスケットのチップ1枚ください!
はい!ど〜ぞ!
まだ3歳の息子には計算は難しいですが、チップ屋さんごっこを通じて『数』の理解を深められそうです。
感想
【4歳子ども視点】
楽しさ度★★★★☆
難易度★★★★☆
おすすめ度★★★★☆
自分で計算する必要があるので4歳には難易度が高めでした。ですが、ビスケットやカードなど可愛さ溢れる小物に大興奮!ルールは難しいけど、またやりたい楽しいゲームだったようです。
足し算引き算が分かる小学生のお子さんなら、スムーズに、かつ戦略を練ってより楽しめると思います。
5歳になった今では計算もゆっくり1人でできるので、足し算引き算の練習にもいいかもしれません。ただ計算でいっぱいいっぱいになっている状況なので、まだ戦略を練ったり相手のカードを予測するところまでできない様子でした。なので、これから先もいっぱい楽しめそうです。
成長するにつれて遊び方にも変化がありますよね。小さい頃から同じゲームで遊ぶことで、視覚的に成長した部分を見ることができるので、親としては毎回感動です。
【追記】
小学1年生になった現在は、娘1人で足し算や引き算を考えられ、計算するスピードも格段に早くなりました。楽しくボードゲームで遊びながら、ちゃっかり算数も分かっちゃう!足し算や引き算を勉強し始めた小学生にピッタリなゲームだと思いました。
ちょうど14にするのが上手になってきました!
算数が得意になっちゃうかも!
ビスケットがおいしそうだし、配るのが楽しかったです!
【大人視点】
楽しさ度★★★☆☆
難易度★★★☆☆
おすすめ度★★★★☆
数を「14」に合わせるだけの計算なので一見簡単そうですが、他の人が出したカードを見ながら今の数を計算し、自分が勝つためにどのカードを出すのか考えるので、大人も結構頭を使います。普段頭を使っていない私は、計算だけで脳みそパンクしてました。
2人だけだと有効にならないカード(順番が逆回りになるカード)があるので、計算ができるお子さんや大人同士の3人以上で遊ぶと、より楽しめるのではないでしょうか。
簡単な計算なので、じじばばと娘で遊んでも楽しそうだと思いました。じじばばは孫と遊べて楽しいし、私は両親の認知機能を見れるので安心だし…一石二鳥です。
『食品サンプルみたいなゲーム』ならこちらも!【にこせんべいあそび】は、本物みたいなおせんべいを使って遊ぶゲームで、遊び方は全部で5種類もあります。対象年齢3歳からで、どのおせんべいも美味しそうですが、誤飲にはくれぐれもご注意くださいね。
可愛くて頭を使うボードゲーム【ワンニャービスケッツ】を、ぜひお試しください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント