皆さんこんにちは。ボードゲーム大好き主婦、すう子です。
当ブログに遊びに来てくださりありがとうございます。
今回ご紹介するボードゲームは、池で釣りをすることがテーマのこちら!blue orangeさんの【フィッシングデイ/Fishing day】です。
初めて見た瞬間、可愛らしい箱絵にひとめぼれ♡他に欲しかったボードゲームと一緒にお迎えしました。
ところで皆さんは「釣り」と聞くと、竿を使って魚を釣り上げるイメージがあるのではないでしょうか?
が、今回の「釣り」は、どちらかというと「投げ縄」に近い遊び方なのが特徴的です。紐の先に付いている輪っか(リング)に入れて、箱からズルズルと出していきます。
想像を超えた、一味違った釣りゲームでした!
そんな【フィッシングデイ】の内容物やルール、3歳6歳と遊んでみた様子をご紹介いたします。
内容物
対象年齢5歳~
2~4人用
所要時間約10分
池ボード…1枚(箱の中敷きのこと)
釣り糸…4本
さかな、ブーツ、カエル…各4つずつ(青・オレンジ・緑・紫)
黄色いアヒル…1つ
釣りカード…32枚
釣りの舞台となるのは、海でもなく川でもなく、「池」です。箱を開けると、既にその世界が広がっていました。ほんわかするデザインです。箱は約26,5センチ、厚みは約6センチです。ちょっとの衝撃にも耐えられそうなしっかりとした作りになっています。
池の部分はプラスチック製で、取り外した更に下にコンポーネントが収納されていました。
釣る用のコマである、さかな・カエル・ブーツです。すべて木製で、大きさは約2,5センチ。カードの指示に従って釣るものが決まるので、「ブーツは減点」なんてことはありません。
釣る対象のものが池の釣り!って感じがしますね。小学生のころは、よく鯉池で雑草を使って釣りみたいなことをしていました。
1つだけある黄色いアヒル。こちらを釣るとそのラウンドが終了する、とっても需要なコマ。大きさは他のものと同じ約2,5センチで、池の中でも1番目立ちます。
アヒルを釣るタイミングが重要になってきます。
カードはツルツルした質感で一般的なトランプサイズ。、裏面には箱絵と同じデザインが描かれています。表面の種類は3種類ありますが、詳しい内容は下記のルール説明でご紹介します。
釣り糸は、片方の端にはリング、もう片方にはハンドルという名の持ち手がついています。どちらも木製で、全体は約30センチ。長さは若干個体差があります。このリングの真ん中に入れて魚たちを捕まえます。
これ…皆さんお分かりの通り、振り回します。そりゃ~ブンブンと。危ないです。振り回さないお約束を守って遊んでくださいね。
私も何度息子にお話ししたことか…カウボーイになりきっていました。
カラー印刷された日本語訳の説明書も付属されているので安心です。
内容物は以上です。全て箱に収まるので、お片付けも簡単♡
初めの収納では最下層にコンポーネントが入っていましたが、普段の収納は池の中に全て入れられるので、片付けもとっても簡単です。
ルール説明
ゲームの内容
こんな天気のいい日には釣り糸を持って池に急ごう。
みんなで楽しく釣りをするんだ。
最初に5つの目的を達成したプレイヤーが、その池の釣りチャンピオンで、ゲームの勝者だ!
フィッシングデイ説明書より
- ゲームの箱をテーブルの中央に置く。(これが池になる)
- 全てのさかな・カエル・ブーツ・アヒルを池の中に入れる。
- 釣りカードを裏向きでよく混ぜ、山札として池の隣に置く。
- プレイヤーは釣り糸を1本ずつ取る。
- 釣り糸を持つときは、ハンドル部分だけを持ち、投げ入れるなどして釣りたいものをリングで捕まえ、箱の外に引っ張りながら出す。
- この時、リングや紐部分など、ハンドル以外の箇所を触ってはならない。
- 池にいるコマに触れていいのはリングだけ。手などを使ってはいけない。
購入当初は、この意味が全く分からず、リングを手で持ってさかなを捕まえていました。
色んな方に助けてもらいようやく理解…本当、自分の読解力の無さに惚れ惚れします。
- 最年少プレイヤーがスタートプレイヤーとなり、山札の1番上のカードをめくり、山の横に置く。
- 「レッツ!フィッシング!」の掛け声とともにゲームスタート。
- カードの指示に従って、できる限り多く対象のものを釣る。
- カードの種類は3種類あり、それぞれに決まりがある。
- 例①…全てのさかな・全ての紫のものは釣ってはいけない。
- 例②…全てのさかな・全てのブーツ・全ての紫のものを釣る。
- 例③…紫のカエル・紫のさかな・オレンジのブーツ・青のブーツ・緑のカエルを釣る。
プレイヤー全員で、このカードの指示に合ったコマを釣ります。
- アヒルが釣られた時点でラウンド終了。
※何も釣っていないときにアヒルを釣ることは禁止。
- カードを見て、「指示にないもの」を釣り上げていたプレイヤーは失格となる。
- アヒル以外で釣り上げた数を数え、一番多く釣り上げたプレイヤーはラウンドの勝者となり、表向きにしていたカードを受け取る。
- もし同率だった場合は、アヒルを釣ったプレーヤーが、どのプレイヤーが勝ちなのか決める。
- 釣った全てのものを池に戻し、次はアヒルを釣ったプレイヤーから再びカードをめくってスタートする。
- 先に5枚のカードをゲットできた人が勝利。
他の人の釣りの邪魔はしてはいけません。他の人が釣っているときは、温かい気持ちで応援しましょう。
釣りに憧れる3歳と遊んでみた
我が家には電池を入れるタイプの釣りおもちゃがあり、それを定期的に遊ぶ息子。今回は、ボードゲームでも釣りを楽しんでほしくて、息子のためにお迎えしました。
箱を見せて「釣りのボードゲームだよ」と伝えると、とても嬉しそうに喜んでくれたことを覚えています。
ひつじさんもうさぎさんも、ぶたさんも可愛い!
お母ちゃん早く開けて!
たぶん、ぶたさんじゃなくて、うしさん…かな。(笑)
袋からどばー!っと出し、ルールも読まずにさっそく釣りをしてみます。
『釣り上げる』というよりは『引っ張り出す』という表現の方が合っているかもしれません。釣ったものは箱の外に出せたらOKなので、じゃんじゃん出していきます。
釣り上げている訳ではないので、「これは釣りじゃない!」と言われてしまうのではないかと、内心ドキドキしていました。
釣り糸も持ち方がよく分からず、初めのうちは手を使ったりリングで魚たちを動かしたりしてしまいました。読解力の無さをここでも発揮…。
リングや糸、池の中にあるものは触らず、触っていいのはハンドル部分だけ!
Twitterで詳しく教えていただきました。ありがとうございます!
息子にはさかなを釣る楽しさを味わってほしくて、初回のみ手も使っていいことにしました。2匹同時に釣れた時の喜んだ息子の顔を見ると、「買ってよかったな」って心底思います。
見て見て~!じゃ~ん!
息子も本当に楽しそうに遊んでくれてる…嬉しい…。
大量ゲットできました。
その後はカードの種類を知るために、1枚ずつ引いて、カードの指示に合わせて釣りをしてみました。「この絵と同じ色・形のもの」や「この色・この形じゃないもの」など、カードはなんだか【おばけキャッチ】みたい。
カードはイラストだけで表現されているので、息子も「どれのことを示しているのか」が分かりやすかったようです。
イラストだけで表現されているところが本当にありがたい。そういうゲームほど、小さい子どもでも遊びやすいものが多い印象があります。
このゲーム、普段は息子の手の届くところに収納していますが、気づくと1人で出してきてセッティングをお願いされることもあります。まだまだ誰かと遊ぶより1人遊びが楽しいお年頃、息子の1人遊び用ボードゲームが増えて、夢中になっている姿を見ることができて私も嬉しいです。
もちろん「1人で遊ぶ」ときも、遊びの邪魔にならないように見守りをしています。誤飲する心配は減りましたが、紐を指にぐるぐると巻き付けることがあるので、皆さんもお子さんが遊ぶ際はご注意くださいね。
3歳6歳とルール通りにプレイ!
「カードの指示に従って釣りをする」という分かりやすいルールなので、娘ともすぐに遊び始めることができました。
私も遊んでみたかったんだ~!ってなんで靴があるの~⁈
ねえちゃん、アヒルは最後だからね!こうやって釣るんだよ!
娘さんや、長靴はハズレじゃないのよ(笑)
リングを選び、最年少の息子がカードを引いて
「レッツ!フィッシング!」
2人とも真剣に狙いを定めています。
手を使いたい衝動を必死で抑える娘と、「僕は小さいから手を使ってもいいよね?」と開き直ってハンデを要求する息子。
ええ~!
まぁ、弟君は小さいし、仕方ないな、今回だけは手を使ってもいいよ!
毎回ではありませんが、弟に手加減をしてあげられるようになりました。
その代わり、私相手の勝負では本気です。そして大体娘が勝ちます。勝負ごとに本当に強くなりました。
これ以上釣るものがなくなり、待ちに待った「アヒル」を釣れる瞬間が!順番的に息子が釣りました。
アヒルは1匹でも釣っていれば釣ることができますよ。
ラウンド終了し、1番多く釣っていた息子の勝利。カードをゲットできました。
はいは〜い!ぼく1位~!
そのまま2ラウンド目…と思っていましたが、好きなように釣りたくなった息子の気分に合わせてゲーム終了に。ルールはすでに分かっていたのですぐに遊び始められて、1ラウンド5分くらいで遊べました。
釣りのボードゲームを予想以上に楽しんで遊んでくれたので、いつか【カヤナック】もお迎えしたい♡
感想
【子ども視点】
楽しさ度★★★★★
難易度★★★☆☆
オススメ度★★★★☆
一味違った釣りゲームでしたが、子どもたちにも大好評でした。可愛い動物さんのイラストで一気に世界に引き込まれます。
カードを見て「形と色が同じもの」「形だけは同じもの」「釣ってはいけないもの」を判断するので、図形の認識能力や色の判別力が身につきそうです。反射神経は使わずじっくり考えて狙いを定めることができるので、その点は小さい子でも遊びやすかったです。
特に息子は、投げ輪のように入れて釣り上げることが相当気に入ったようで、棚から出して1人で遊んでいることもあります。開けた瞬間からすでに池があるので、ゲームセッティングに時間をかける必要もないところもオススメ。
箱の隙間はあまりないので、縦置きしてもコンポーネントが飛び散る心配は少ないですが、その反面少し開けにくくもなっています。息子は1人で開けるのはちょっと大変そうだったので、開け閉めは大人の方がしてあげてください。
ゲーム内容のボリューム的にも、未就学児~小学校低学年くらいのお子さんが楽しめそうです。対象年齢以下のお子さんでも、ただただ好きなものを釣ったり、1人でカードをめくって指示に従って釣ったり、ルール以外の遊び方でも楽しく遊べそうです。
ただ!!さかな等のコマの誤飲や、釣り糸を振り回したり首や指先に巻き付けないよう、大人の方が注意して見守りをしてください!!
カードと箱に描いてある動物さんたちが可愛いってところが、見てもらいたいポイントです!
黄色いガーガーアヒルを釣って終わるってところが面白かった!
【大人視点】
楽しさ度★★★★☆
難易度★★☆☆☆
オススメ度★★★☆☆
とても可愛い箱絵やコンポーネントに、皆さんも癒されることでしょう。
今までのイメージを覆す「釣り」に、うまくリングに入らない焦りや苛立ち、アヒルを取られた時の後悔など、いろんな大人の感情も入り乱れて楽しめました。
他のプレイヤーの釣ったものも確認できるので、自分が勝てると思ったらアヒルを狙ってそそくさとラウンドを終了させるのもいいですね。見た目は子ども向けですが、アヒルをうまく使って戦略を考えても面白そうです。
リングに通すことが簡単なように見えて結構難しいです。「果たしてこれは釣りなのか?」と疑問に思うところもありますが、可愛いコンポーネントやイラストに癒されているので、細かいところは気になりません。
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皆さんも、【フィッシング・デイ】で、リングを使って一味違った「池釣り」を楽しんでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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