皆さんこんにちは!
今日、家族でゲームしない?のブログへようこそ!
お母ちゃんのすう子です。
当ブログに遊びに来てくださりありがとうございます。
今回ご紹介するボードゲームは、警察と悪名高き犯罪者のスリリングなおいかけっこが楽しめるボードゲーム!
ラベンスバーガーさんの【スコットランドヤードJUNIOR】です。
《スコットランドヤード》とは、イギリスのロンドン警視庁の換喩です。よく『シャーロックホームズシリーズ』にも登場していますよね。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
推理系の読み物が大好きですが、シャーロックホームズシリーズなら海外ドラマの《SHERLOCK》が特に好きです。ベネディクト・カンバーバッチさんの早口セリフが大好き!
《ジュニア》と書かれたボードゲームは、ルールが分かりやすくなったり駒が大きくなったり、お子さんも遊びやすくなっているものが多い印象です。私も全部で3つのジュニア版ボードゲームを所持しています。
1つ目の【ラビリンスジュニア】は、ムーミンのイラストがとっても可愛く、娘はこのラビリンスジュニアで遊んだことをきっかけに、他シリーズのラビリンスにも興味が出てきたようです。
2つ目の【ラッシュアワーJr】は、アイスクリーム屋さんを出口に導くゲームで、こちらは息子が車遊びによく使っています。私も好きなゲームで、頭をスッキリさせたい時に遊んでいます。
ジュニアじゃない大人の皆さまにも◎
3つ目が、今回ご紹介する【スコットランドヤードジュニア】!スコットランドヤードと、悪名高き犯罪者のミスターXとの、ざっくり言うと『おいかけっこ』が楽しめる心理戦系ボードゲームです。
実際に3歳6歳と遊んだ様子や内容物、大まかなルールをご紹介いたします。購入前の参考にしていただけたら嬉しいです。
初めて開けた日から、遊べるようになるまで随分と月日が経ってしまいました。やっと遊べた嬉しさで心躍ります。
内容物
輸入販売元…株式会社カワダ
対象年齢6歳〜
2~4人用
所要時間…約15分
ゲーム盤…1枚
駒…4個
チケット…16枚
成功チップ…12枚
チップボード…2種類
バイザー…2枚
説明書…1枚
まずはゲーム盤から。2つ折りになっていて、道や色が分かりやすく描かれています。丸い部分は駅。各駅は道に沿って進んでいきます。
2つ折りになっている折り目部分はこんな感じ。
開くと可愛らしい町並みが広がります。大きさは縦32センチ×横44センチ。大きくて見やすいです。
可愛い街並み♡ベイカー街221Bを探しちゃう…。
コマは透明なガラスのような見た目ですが、実際はプラスチック製でとても軽いです。理科室にありそうな見た目ですね。くびれ部分が子どもの小さな手でも持ちやすいようでした。青と黒がミスターX、白と黄が刑事です。
コマの上部はバリが残ってることがあります。お気をつけください。
高さ3センチです。空気穴はありませんので、誤飲には注意してください。
チケットには4種類の交通手段(バス・タクシー・ボート・電車)が描かれています。色が4色に分かれていて、道の色と対応しています。
成功チップは、『捕まえられたら』もしくは『逃げきれたら』獲得でき、チップボードと一緒に使います。チップボードの達成数がそれぞれ違いますが、それはつまり捕まえる方が難しいのかも…?
チップはチップボードから抜きますが、この抜いた後のボードをなかなか捨てられない…。
そしてそして!このゲームの特徴であるこのバイザー!ミスターX役の目線がバレないように装着するものです。プラスチックではなく紙製なので、扱い方によってはすぐに破れてしまうかもしれません。頭の後ろで紐を結んで固定するタイプです。
バイザーについては、使用しなくても遊べます。目線はバレたくないけどバイザーは苦手!というお子さんは、キッズ用サングラスなどでも代用可能です。
これつけた僕かっこいいよ!!
箱は大きめで、約33センチ×23センチ×5センチ。(写真ではボックスティッシュと比較しています)
説明書と、特別なビギナーズルールの【スコットランドヤード東京】も入っていました。こちらはチラシタイプで両年印刷、コマも切り取り線に沿って切って使用します。東京版をお試しするにはいいですね。
もったいなくて切れない~!!
ゲームの準備
- 始める前に、「ミスターX」と「刑事チーム」を決める。
《ミスターX》
- 黒か青のコマ
- 地下鉄、バス、タクシー、ボートのチケット1枚ずつ
- サングラスのチケットボード
- バイザー
《刑事チーム》
- 白と黄色のコマ(刑事チームはプレイヤー人数に関わらず必ず2個のコマを使う)
- 地下鉄、バス、タクシー、ボートのチケット1枚ずつ
- 手錠のチップボード
- プレイヤーはそれぞれのコマをゲーム盤の所定の位置に置く。(コマと同じ色)
- ゲーム盤の近くに成功チップを置く。
ゲーム盤のコマのスタート位置や、交通手段の色とチケットの色が同じなので、一目で見て分かりやすいです。
ルール説明
- ミスターXは、目の動きで移動先がバレてしまわないようにバイザーを着ける。
- 片手に4枚のチケットを持ち、移動する駅を決めたら、その駅に行くためのチケットを誰にも見られないように反対の手に取って握る。(移動しないことも可能だが、その場合もチケットを握ったフリをする)
- 選んだら、手を握ったままテーブルの上に出す。
すでに別のコマがいる駅にも移動することが可能。
- ミスターXが行き先を決めたら、刑事チームが行き先を決める。刑事チームのプレイヤーが1人の場合でも2つのコマを動かす。プレイヤーが2人の場合は行き先を相談して決めて良い。
- 行き先を決めたら交通手段チケットをテーブルに出して、コマを動かす。
- ミスターXは握ったチケットを見せて、コマを動かす。チケットを持っていなかったらその場にとどまる。
- 刑事とミスターXが同じ駅にいたとき《逮捕成功》。刑事チームは成功チップを1枚受け取りチップボードに置く。
- 刑事とミスターXが違う駅にいたとき《逃亡成功》。ミスターXは成功チップを1枚受け取りチップボードに置く。
- プレイヤー全員が再び4枚のチケットを手に持ち、今いる駅から次のラウンドを始める。
- ミスターXか刑事チームのチップボードが成功チップで埋まったらゲーム終了。
- 3回逮捕成功で刑事チームの勝ち、9回逃亡成功でミスターXの勝ち。
4人プレイ時は、ミスターXと刑事2人ずつに分かれますが、チップボードは2人で共通のものを使用します。
刑事はミスターXを1人捕まえても2人捕まえても、もらえる成功チップは1枚です。これはミスターX側でも同じで、逃亡成功が1人でも2人でも成功チップは1枚。
まずは3歳と遊んでみました
なかなか遊ぶ機会の少なかったボードゲームですが、息子が保育園に入園する前にお試しで遊んでみました。
迷路みたい!
こっちに進みま~す!
迷路が出来るようになった息子には刺さるイラストでした!
ゲーム盤はごちゃごちゃしすぎていないので、道も見やすかったみたいです。
チケットと道の色が同じということを説明し、「ミスターX」か「刑事」か選んでもらいました。
僕がちゅかまえるぞ~!
カッコいい警察官になりきっているみたいです。ノリノリになってくれて嬉しい~!
息子=刑事、私=ミスターXになりゲームスタート!
今回は息子と楽しむために、『刑事コマは1つ』『刑事がミスターXを捕まえられたらチップをゲットできるが、ミスターXは逃げきれてもチップをゲットできない』というハウスルールにして、息子(刑事)が必ず勝てる《おいかけっこ特化ルール》にして遊びました。
まずは「勝てる喜び」と「遊ぶ楽しさ」を味わってほしいので、子どもと遊ぶ時はハウスルールから遊び始めることが多いです。
乗り物チケットは通常ルールと同じように毎ターンごと出しているので、毎回捕まえられるわけではありません。なので、本当に追いかけっこをしている気分になります。そのため、運よく捕まえられた時の喜びはひとしお。
泥棒め!捕まえたぞ~!
刑事チップボードが埋まったのでゲーム終了。捕まえる喜びもありますが、チップボードを全部埋められたときの達成感も味わうことができたようで、息子の満足した笑顔を見ることができました。
うまく遊べたので、ミスターXも成功チップをもらえるようにして再チャレンジ!
ミスターXのチップが埋まっていくごとに息子も焦りが見られましたが、なんとか刑事(息子)の勝利!
文字を読む必要がないので、「捕まえる」「逃げる」ということが分かった3歳とも一緒に遊ぶことができました。
まだ息子は戦略を立てたりすることは難しいですが、「どっちに進めば捕まえることができるのか」「道の選択肢」は考えることが出来るようになってきました。
今まで破壊する専門(笑)だったのに、だんだんと息子の成長も感じられて、親としても嬉しい~!
3歳・6歳とバイザー使って遊んでみた
娘とは初スコットランドヤード!
「ミスターXはバイザーを着ける」ことを伝えると、ノリノリでつけ始める娘。
ほれ、お母ちゃんが結んであげよう。
え!これだと前見るの大変だよ~!
目線が分からないようにするためのバイザーだからね(笑)
ミスターx=娘
刑事=息子(たまに私)
机の下でチップを握って見えないようにしますが、机の下で4枚のチケットを扱うことが難しそうだったので、『トレーに4枚チケットを乗せ、選んだチケットのみトレーの外に置く』ようにして、目隠しのためにボックスティッシュも設置しました。
「がんばるぞ!」のポーズ!
スタート位置はコマの色で決まっていますが、その後どうやって動くかは本人次第。動くかもしれないし、留まるかもしれない…相手がどんな動きをするのか予想しながらチケットを選ぶので、娘はターンごと「どうしようかな~」と考えていました。
娘さん、動かないってこともできるんだよ?その時はチケットを選ぶ「フリ」だけはしてね。
ううん!私は動きたいから動く!
そうかそうか~…待てよ、これも戦略の内の1つだったりして…むむむ、疑心暗鬼。
息子と前回遊んだ時は刑事コマは1つだけにしましたが、今回はルール通りコマは2つにしました。ただこれだと、息子はどっちの色のコマにどのチケットを使ったのか分からなくなってしまったので、コマの上にチケットを置く作戦に!
コマの上部は平らになっているので、チケットを置くのにちょうど良かったです。なんか可愛い♡
1ターン目は娘の逃げ切り。成功チップを受け取ります。
1ターン目で刑事側が成功チップを貰うことは難しいかも…。運ですね。
その後の続けてサクサクとターンを消化していく子どもたち。相手の動きを予測することも楽しいゲームですが、「逃げる」「逮捕する」ことが何より楽しそう!そのドキドキ感を味わいながら遊んでいました。
やばい!捕まっちゃう!
やった~!お姉ちゃんを捕まえるのはぼく~♪
結果、9回逃げ切った娘の勝利!途中、バイザーのズレが気になっている様子でしたが、最後までつけて遊んでいました。
対象年齢は6歳からですが、娘は髪の毛が引っかかってしまい、紐を引っ張って外すことが難しそうでした。バイザーの着脱は大人の方がしてあげたほうが良さそうです。
1ターンでチップを貰えるのか貰えないのか決まるので子どもたちにも戦況が分かりやすく、そのお陰か想像以上にサクサクとゲームを進めることができていました。
『最後の得点計算で大どんでん返し』みたいなこともなく、自分のチップボードが埋まれば勝ち!というところが分かりやすい。その点も子どもたちにとって夢中になれる1つの理由だったのではないかと思います。
役を交代し2回戦目も遊びましたが、これは息子の勝利!どうやら子どもたちは、ミスターX役の方がチップをゲットしやすいようです。
もう私、泥棒しかやらない!
最後は子どもたちがミスターXになって、私が刑事役になりました。ミスターXはそれぞれチケットを操作していますが、2人でも1人でも捕まっても逃げられても、もらえるチップは1枚。
せっかく私も遊ぶなら…と、手加減は少な目でチャレンジ。結果は私の圧勝(笑)
運要素のあるゲームは、手加減が難しいときがありますよね。なんせ「運」ですから。
ちなみにこの日は「母の日」…
今日母の日だから、お母ちゃんを勝たせてあげたんだよ♡嬉しい?
嬉しいよ!ありがとう!
(そういうことにしておこう(笑))
3回遊んで総プレイ時間約30分。比較的サクサク遊び進めたので、1回10分程度。役を交代しながら繰り返し遊びたくなるゲームでした。
感想
【子ども視点】
楽しさ度★★★★☆
難易度★★★☆☆
おすすめ度★★★★☆
ジュニア版ということもあり全体的に遊びやすい印象でした。駅の数も少ないためゲーム盤もごちゃごちゃせず、1ターンごと「捕まるか」「逃げ切れるか」分かるので、小さい子でもルールが分かりやすかったです。
戦略的な要素もありますが、まだ「戦略って何?」って息子でも、単純においかけっことして遊んでも楽しめているようでした。戦略を活かせるようになれば、もっとスコットランドヤードの世界にのめり込むこのが出来るでしょう。
ゲーム中は文字を読む必要がないので、ルールさえ理解できれば未就学児さんでも遊ぶことができました。小学生のお子さんであれば1人で考えて遊ぶことが出来ると思います。中学生以上のお子さんにはも物足りなさを感じてしまうかもしれませんが、そうなったら通常版を購入するのもアリですね!
1ラウンドも10分程度で遊べましたが、ゲーム盤やチップの準備があるので「スキマ時間に遊ぶ」というイメージよりは、「よし、遊ぶぞ!」と気合を込めて準備をする方がイメージとしては近いです。
ミスターXのバイザーを着けると気分も上がりますよ♡
「泥棒」よりも「警察」の方が難しかった!
泥棒はたくさん逃げられたけど、警察になって捕まえるのが大変だったよ!
私はずっとミスターXにする!!
お姉ちゃんを捕まえることができて、(僕)かっこよかった!
【大人視点】
楽しさ度★★★☆☆
難易度★★☆☆☆
おすすめ度★★★☆☆
シャーロックホームズが好きな私にとって、2階建てバスのチップやゲーム盤のロンドン・アイなど、ロンドンの世界観を楽しみながら遊ぶことが出来ました。
子どもたちと遊ぶにはちょうど良いボリューム、動くのか動かないのか分からないドキドキ感、役を交代して繰り返し遊びたくなるクセ感など、大人も子どもも夢中になれるゲームでした。
ジュニア版は駅や道が少なくお子さんにも分かりやすくなっている反面、大人の方には簡単すぎてしまうかと思います。そんな方は通常版で、更に複雑に絡み合う心理戦をお楽しみください。
子どもと遊ぶにはちょうどいい難易度で、ミスターXがどこに向かうのか留まるのか予想しながら進めるゲーム性が面白かったです。これは通常版を買う流れ…?(笑)
『おいかけっこ』をするボードゲームならこちらも!【ミッドナイトパーティ】は、ゲストとおばけのヒューゴくんの追いかけっこ。地下牢に連れていかれる前に空いてる部屋に逃げ込む、ドキドキハラハラするゲームです。
当時4歳の娘には怖がられてしまいましたが、今では楽しく遊べています。
おばけゲーム好きの息子にも刺さる作品!
皆さんも、【スコットランドヤードJr】で、「逃げ切れるのか」「捕まえられるのか」のスリリングな心理戦をお楽しみください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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