みなさんこんにちは!管理人のすう子です。今回は我が家にとてもとても大切なボードゲームの紹介をさせてください。
私が旦那殿と初めて遊んだ思い出のボードゲーム、【Dixit(ディクシット)】です。
最近テレビでも紹介されて、ますます注目度が高まっていますね。
まだ子どもたちが産まれる前、夫婦で1番遊んだボードゲームでした。それを今、子どもたちと遊べると思うと嬉しく思います。長く遊べるボードゲームが家にあることで、家族で思い出を共有できたり、思い出を復活できたりするので、ボードゲームに出会えてよかったな〜と感じています。
3人〜6人用ですが、たまに友人を入れる程度で夫婦で遊ぶことが8割でした。その時のハウスルールは忘れてしまいました…時が経つのは早い。
そんなDixitのルール、子どもたちの遊んでみた様子などをお伝えします。ちなみに、我が家のDixitは英語版です。現在は日本語訳されたものが発売されています。※パッケージが若干違いますが同じものですのでご了承ください。
Dixitの内容物
2010年にドイツの年間ゲーム大賞を受賞したコミュニケーションゲーム。
対象年齢8歳〜
3〜6人用
所要時間30分
ゲームボード…1つ(箱を使います)
カード…84枚
数字トークン…36枚(6色6枚ずつ)
うさぎ駒…6つ(数字トークンに合わせた6色)
可愛い?怖い?…何とも言えない不思議なカードがたくさんあります。どんな表現をするか、どんな見方をするのかは人によって変わりそうです。そこがこのゲームの面白いところです。
うさぎ駒と数字トークンは、色が6色ずつで同じです。うさぎ駒は約2×3センチ、数字トークンは約3センチです。駒は木で出来ていますので空気穴はありません。数字トークンは角がありますので当たると痛いです。お気をつけください。※サイズ比較のためにペットボトルのキャップを置いています。
ゲームボードは、箱と中身を使います。数字は得点を表していて、自分の得点分うさぎ駒を進めます。
カード枚数がかなりありますが、これだけあっても足りないくらいです。
ゲームの準備
今回はプレイヤー4人時の説明をします。人数によって変化するのは『カード枚数』『うさぎ駒』『数字トークン』です。
- 好きなうさぎ駒を1つ選び、『0』の場所にスタンバイさせる。
- 選んだうさぎ駒と同色の数字トークンを配る。
- 1人6枚ずつカードを配り、それが手札になる。相手にカードは見せないようにする。残りは山札にする。
『0』に密集するうさぎどん。密ですね〜。
ゲームの進め方
- 親は手札の中から1枚選び、そのカードに合った「キーワード」を全員に伝え、裏向きにして中央に置く。この時のキーワードは、分かりやすくも・分かりにくくもなく、ちょうどい塩梅のものを考える。
- 親以外のプレイヤーは、自分の手札からキーワードに合うと思ったカードを1枚選び、裏向きにして中央に置く。
- 全てで揃ったら親がシャッフルして、表向きにして並べる。
- 親の色の数字トークンを並べる。
- 親以外のプレイヤーは、『親が選んだカード』を選び、対象のカードと同じ数字トークンを相手に見えないように裏向きにして準備しておく。
- 親以外の全員が投票し終えたら、対象のカードの近くに並べる。
- 得点計算は下記参照。
- うさぎ駒を、獲得した得点分進める。
- 山札から全員1枚ずつ補充して、手札を6枚にして次の人が親になる。
- 1番早く30点に到達したプレイヤーの勝利。
この『丁度いいあんばいのキーワードを考える』のが楽しいです。ディクシットで語彙力を高めたいと思います。
得点計算
●自分が『親』の場合
基本的に3点獲得
全員に当てられた…0点
全員が外した…0点
●自分が『投票者(親以外)』の場合
親のカードを当てた…3点
親のカードを全員当てた…親以外2点
親のカードが誰にも当てられなかった…親以外2点
自分が出したカードが誰かに投票された…1人につき1点
少しややこしいですが、親になったら『全員ではなく、半数くらいが分かる絶妙な表現』を考える必要があります。全員が分からなかったり分かったりするものは得点になりません。
得点配分だけ分かっていれば、ルール自体は分かりやすいです。得点もマイナスになることはないので、簡単な足し算ができるお子さんなら、得点のうさぎさん達を任せてもいいですね。
5歳3ヶ月と遊んでみました
初めてDixitを見せたときの第一声。
これ、怖いゲームじゃない?私怖いのは嫌だな〜。
不思議な絵だから、もしかしたら怖いって思うものもあるかも。怖くなったら言ってね。
ビビり体質な娘殿は、おばけやびっくりする系のゲームが苦手です。4歳の頃は【ミッドナイトパーティー】も苦手なボードゲームでした。今ではキャーキャー言いながらも楽しく遊べています。
Dixitの中にも「怖い」と感じる絵があるかもしれないと思い、まずは中身を全て見せることに…。
思ったより怖くない!うさぎさんも可愛い♡私遊んでみたいな〜!
「怖い」と感じるとしばらくはその印象を引きずってしまうので、「やってみたい!」と言ってもらえて一安心しました。
娘殿と私しかプレイヤーがいなかったので、『ランダムに場に出したカードの中から1つのカードを選び、キーワードを決め、相手が当てる。得点関係なし』という慣らしルールで遊んでみることにしました。
お母ちゃんの選んだカードはこれだね!ね〜、うさちゃん!(うさぎ駒)
初めのうちは簡単な選びやすいキーワードを伝え、徐々に難しくしていきましたが、自分でも考えて『どうしてこのカードを選んだか』理由を付けて説明していました。(実際のルールでは、理由を説明する必要はありません。ですが、理由を聞いたほうが楽しさが増す気がします)
もちろん選び間違えることもありましたが、「間違えた〜!ムキ〜!」って怒ることはなく、「あ〜、そうだったのか〜!」と納得していました。
お母ちゃんと私は選んだカードが違ったね〜。私はこう思ったんだよ〜!
自分の考えも伝えつつ、違いを受け入れ、相手の考えも尊重できるって、なかなか難しいことだと思います。…成長してきたな!娘!
翌日は、得点ありのほぼ正規ルールで遊んでみました。
2人だけなので、場に出す時は山札から追加で2枚出して、合計4枚の中から選ぶようにしました。得点はちょっと変えて、親→毎回3点、正解→5点、不正解→0点と単純なものに。
うさぎ駒を動かして自分の得点を数えていくので、子どもでも得点の確認がしやすかったです。
うさぎさんをお散歩させてるみたいで可愛い♡
数字トークンは使わず、指を指して伝えるようにしました。
30点先取で勝敗をつけましたが、僅差で娘殿の勝利!
うさぎさんを30点まで連れて行けてよかった!0点の時もあったけど、お母ちゃんがすぐに分からないようにキーワードを考えるのが楽しかったよ〜!
キーワードの出し方を調整して、娘でも分かるようにしてみました。子どもの見方も知れるので、カードに対して新たな発見も生まれ、私もとても楽しかったです。
2歳2ヶ月に見せると…
カード類はすぐに曲げてしまう息子殿。Dixitのカードを曲げられちゃったら悲しいな〜と思いつつ、見せてみることに。
お姉ちゃんの真似をして、うさぎ駒をカードの上に乗せてぴょんぴょんさせていました。
うさぎさん!あそぶよー!
カードよりうさぎ駒の方が気に入ったかな?
カードを見ても「?」って感じでよく分かっていませんでした。怪獣?恐竜?のような絵のカードは「こわい」と言っていましたが、娘殿のように遊べるのはまだまだ先のようです。
お姉ちゃんの真似をしてボードゲームを遊ぶことが多いので、これからも一緒に遊べたらいいなぁ〜。
旦那殿も入れた3人で遊びました
後日、旦那殿も誘って3人で遊べました。
Dixit何年ぶりだろ?これを今度は子どもと遊べる喜び…これってボードゲームあるある?
(あ…同じこと思ってたわw)
3人揃ったので、得点もルール通りにしました。場に出すカードだけは、山札から1枚追加して『合計4枚』になるようにしました。
場に出すカードを増やすことでプレイヤーの選択肢が増え、ゲームの面白みが増すと思っているので、我が家ではこのようにしています。山札から引いても「そうっぽい」と思えるカードが出てくるので面白いです。
夫婦や家族、気の知れた仲間とDixitを遊ぶ時、『この人が選んだカードっぽい』と勘付いてしまうことがあり、その度に凝り固まった考え方をどうにかしたいと思ってしまいます。
そして拡張パックが欲しくなるサイクル…。
すう子さんの出したカード、大体分かっちゃうからなぁ〜。夫婦って感じするわ〜。
最終的に、娘殿と旦那殿が同率1位でゲーム終了。30点になる頃に山札がなくなり、所要時間は20分ほどでした。普段5分〜10分程で終わるゲームをすることが多いので、遊び終わった後は3人とも疲れが出ていました。
徐々に重めなボードゲームも楽しめたらいいなぁ〜。
毎日Dixitを遊ぶとなると、前回のカードの印象が強い状態になってしまうので、特に子どもと遊ぶ時は数日空けたり、拡張を購入して交互に遊ぶほうが遊びやすいかもしれません。
ボードゲーム歴はすう子さんより長いですが、Dixitは今でも好きなボードゲームの上位キープしています。本当にオススメです。
感想
【子ども視点】
楽しさ度★★★★☆
難易度★★★☆☆
おすすめ度★★★★☆
戦略や構築は必要なく、直感力や連想力を主に使います。そのため、ルールが細かく決められているゲームや、文字を読む必要のあるゲームだと難しい年齢のお子さんでも遊びやすいと思います。
対象年齢は8歳からですが、5歳でも楽しく遊ぶことができました。小学生になっても中学生になっても、もちろん大人になっても楽しく遊べると思います。
同じカードでも遊ぶ人によってキーワードが変わる・見方も何通りもあるので、プレイヤーが変わるたびに新しい発見があります。特に親御さんは、お子さんの考え方や物の見方を知ることもできるのもおすすめです。
相手の話をよく聞く。自分の考えを相手に伝える。簡単でも難解でもない絶妙ワードを出す。ゲームで遊ぶことで知らず識らずに身についてもらえたら嬉しいです。
お父ちゃんお母ちゃんには「発想力があるね」って言われて嬉しい!褒めてもらえると何回も遊びたくなっちゃう!
カードも一般的なものより大きめで見やすいです。カード立てなどがあるといいかもしれないですが、無くても箱の蓋を立てて目隠しにしてみてもいいと思います。実際に娘殿にやってもらいました↓
我が家はテーブルで遊ばず、ラグの上で遊ぶことが多いです。テーブルならカード立ての方が選びやすいかも知れないですね。
ボードゲームをどどーんと広げられる大きめなテーブルか、ゲームマットが欲しいなぁ。
【大人視点】
楽しさ度★★★★★
難易度★★★☆☆
オススメ度★★★★☆
難易度に関してはプレイヤーのワードセンスによると思いますが、はじめましての方でも馴れている人でも、同等に楽しむことが出来るボードゲームです。
相手がどんな考え方をするのか知ることもできるので、新入社員のオリエンテーション等でのグループディスカッションにも使えそうです。
実際に僕の職場でやってみようと思いましたが、みんなでカードを共有するのが難しくなってしまい実施できませんでした。また出来るようになりたいですね。
得点の付け方だけ理解していれば、あとはスムーズに遊べると思います。数字トークンは今回使いませんでしたが、人数がいる場合は使ったほうが分かりやすいです。
ちなみに、拡張パックは2022年現在で9種類発売されています。拡張ごとイラストレーターさんが違うので、自分の好きな方の拡張を購入するのもいいですね。Dixit10周年を記念した拡張パック【アニバーサリー】は、今まででた拡張のイラストレーターさんたちが集結しています。豪華〜!
私は最初のデザインを担当されたマリー・カルドゥワ(Marie Cardouat)氏のイラストが好きです。
数あるボードゲームの中でもトップクラスに好きなDixit。何回遊んでも大好きの気持ちが変わらないです。本当に出会えてよかったです。
皆さんも、【Dixit】をぜひ遊んでみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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